formrun×Salesforce連携を使ってみた

Salesforceにはweb to leadという標準機能があり、既存のWEBフォームの通過と同時にSalesforceのリードにデータを取り込む仕組みがあります。
web to lead自体は便利な機能ではありますが、HTMLの編集を伴いますので、フォームの管理を外注している場合にはスピード感が落ちたり、間違いなく取り込めているか、気を遣うテストが必要だったりとデメリットもあります。

今回formrunを使用してみたのは、マーケティング施策で複数のフォームを使用しつつ、すべてSalesforceに繋ぎこむ必要に迫られたからです。
都度HTMLを触るのが結構ストレスだったのですが、formrunを使ってみた結果、ノーコードでパパっと設定出来て大変便利でしたので共有できればと思います。

formrunとは?

formrunとは、クリックベースでフォームを作成し、アンケートや問合せ情報を回収できるツールです。デフォルトでレスポンシブ対応(スマホ対応)しています。

左側のメニューから、「性別」や「生年月日」などの項目をドラッグアンドドロップするだけで簡単に設定できました。reCAPTHAも備わっています。

公式ページ

さて、formrunとSalesforceを連携させると、Salesforceのリードやケースだけでなく、カスタムオブジェクトにも連携できます。また、ここで言う連携とはレコード作成だけではなく更新も含みます。

こちらはまだ試したことが無いですが、Account Engagement(旧Pardot)との連携もできるとの情報もありましたので、formrunを運営するbasic社としてもSalesforceとの連携にはかなり力をいれていることが伺えますので、今後も機能改善されていくかもしれませんね。

Salesforce連携についての公式ページ

formrunを使ってみての感想

実は最近formrunのSalesforce連携方法が新しくなりました。
旧プランではSalesforce側で接続アプリケーションを作成する必要があったのですが、新プランではその作業すらなくなりました。(課金形態が若干上がったというのもありますがね…)

現行プランではSalesforceとの連携も項目をポチポチマッピングしていくだけなので、何も考えずに設定できるレベルでした。

敢えて不便な点を挙げるとすれば、フォームの項目がガチガチに決められている点です。例えば、予算○○万円~○○万円のような表現を1項目で出来ないため、予算上限と予算下限のような項目を2つに分けて作成することになりました。

このあたりは、クリックベースのツールなのであらかじめ用意された機能に対して要件を合わせていくという考え方になるのかなと。今後さらに表現力がUPするとよりうれしいですね!

費用感

料金は以下の画像の通りです。PROFESSIONALプランを使わせてもらっていますが、安くはないです。問合せページを1つ空けておいて、ただ待っているだけの場合はちょっともったいない。

何かしらリード獲得系の施策を打っているならばペイできる、というイメージになるかと思います。

また、Salesforce連携をおこなうには1フォームごとにオプション料金が月額でかかります。この点も念頭に置いておきましょう。

公式料金ページ