Salesforceの組織情報ページは、自組織がSalesforceのどのエディションを使用していて、残ライセンス数はいくつ残っているのか?といった情報がまとまっているページです。
本記事では、「組織情報」ページで確認できる項目や導線を解説します。
Salesforceの組織情報とは
組織情報ページでは、Salesforceの組織IDやライセンス数のほか、データ容量の確認などSalesforceを組織として活用していくために欠かせない情報が詰まっています。特に、組織IDはサポートに問い合わせるときに必要になります。
組織情報ページへの行き方
通常画面の右上、歯車マークを押し、設定画面を開きます。
設定ページの左側、サイドメニューの検索窓に組織情報と入力します。サイドメニューに組織情報が表示されますのでクリックします。
下図のページが開きます。これが組織情報ページです。
組織情報ページの見方
組織情報ページの見方を紹介します。よく見る箇所を3つピックアップし、下図に①~③を付けました。以下で解説していきます。
①使用ディスク量
使用ディスク量には2種類あります。一つ目は「データの使用ディスク量」です。Salesforce内でレコードを作ったりすると増加する、Salesforce自体のデータ量です。
二つ目はファイルの使用ディスク量です。Salesforceに画像やPDFなどのファイルを保存すると増加します。
どちらも上限に達するとデータを削除するかディスクの追加購入が必要となります。ここを見れば、何%使っているのか分かりますので、定期的に確認しておきましょう。
②組織ID・エディション
組織IDはサポートに問い合わせるときに必要になります。エディションとはEnterprise EditionやProfessional Editionなど、ライセンスのランクを表します。エディションはひとつの組織で混在は出来ませんので、ここの一項目で表示できるということです。
③ユーザライセンス
ライセンス数について確認するには「ユーザーライセンス」セクションを見ます。
「ライセンス数の合計」列を見れば、有効ライセンス数が確認できます。
「使用ライセンス」列は現在ユーザーに割り振り済みのライセンス数、「ライセンス残数」は、誰にも割り振っていないライセンスの残数を表します。
組織情報ページからは他にも、権限セットライセンス・機能ライセンス・使用量ベースのエンタイトルメントを確認することが出来ます。
- 権限セットライセンス
- 権限セットライセンスは、ユーザーに追加の権限を付与するために使用されます。
これにより、ユーザーが持つプロファイルを変更することなく、特定の機能やデータへのアクセス権限を拡張できます。
例えば、特定のアプリケーションやオブジェクトに関する追加権限が必要な場合に、これを利用します。
- 権限セットライセンスは、ユーザーに追加の権限を付与するために使用されます。
- 機能ライセンス
- 機能ライセンスは、Salesforceの特定の機能やサービスを利用するためのライセンスです。
これは、例えばマーケティングオートメーションツールや特定のCRM機能など、追加のSalesforce機能を使用する権利をユーザーに付与します。
- 機能ライセンスは、Salesforceの特定の機能やサービスを利用するためのライセンスです。
- 使用量ベースのエンタイトルメント
- 使用量ベースのエンタイトルメントは、特定のサービスや機能を数量ベースで利用できる権利を意味します。
これにはAPIコールの数、データストレージの量、電子メール送信の上限などが含まれることがあります。ユーザーは、これらの数量制限の範囲内で、特定の機能やサービスを利用できます。
- 使用量ベースのエンタイトルメントは、特定のサービスや機能を数量ベースで利用できる権利を意味します。
まとめ
組織情報ページには、組織にとって重要な情報が列挙されています。
かつ、ユーザ数などディスク容量など常に変動していく要素もありますので、システム管理者・アドミニストレーターは定期的なチェックが必要なページです。